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やり始めるとやる気が出る心理学:作業興奮を活用する3ステップ

桜の花、蕾だらけだけど1つだけ咲いている。やる気スイッチのメタファー

やる気でねーなー、何もする気が起きないなーまた休日を無駄に過ごしてしまうのかなー誰かやる気スイッチ押してくれないかなー!ユーチューブ見てやる気だそう!

というやる気でお悩みなの方!その気持はわかりますが、ユーチューブは待って!

私もやる気が出なくて何もしない休日を過ごし、人生を無駄にしたような後悔を夕日とともに感じた日が何日もあります。

でもちょっとした行動でやる気は出せます。

今回は私がちょっとした心理学を使ってやる気スイッチを押せるようになった方法をお話します。

目次

はじめに:やる気スイッチは自分で押せる

やる気ってどこから来るのかなーって不思議に思いませんか?

実はやる気っていうのは脳の中のいろんな条件で出ます。

ですが、いちばん簡単な条件があります。

それが『作業興奮』というものです。

作業興奮とは、なんとなく掃除を始めたら1日中掃除しちゃったみたいな経験ありますよね?あれのことです。

そんな強力な作業興奮を上手に使いこなす方法を、私の活用例を含めて解説していきます。

作業興奮のメカニズム:やる気スイッチの正体

作業興奮とは

人間はなにか行動をすると脳の側坐核という器官が活性化されます。

側坐核が活性化されるとアセチルコリンやドーパミンのような神経伝達物質が放出されます。

アセチルコリンは運動、記憶、学習、そして集中に関わる神経伝達物質です。

ドーパミンは報酬系と言われる、いわゆるやる気に関わる神経伝達物資です。

つまり、なにか行動することによって、集中力が高まったり、やる気が出たりする。これが作業興奮です。

つまり「やる気→行動」ではなくて「行動→やる気→行動」だったのです。

この作業興奮の『なにか行動を』という部分ですが。実は何でも良いんです。

例えば、私の場合は散歩や家事を作業興奮のために活用したいます。

  • 散歩をする。
  • とりあえず洗濯機に洗濯物をぶち込んでからクイックルワイパーを高速で掛ける。

みたいな行動を朝イチですることで作業興奮を高め始めます。これだけで何もしなかった1日というカルマを回避できます。

やる気を生み出す3つのステップ

ステップ1:超小型の「最初の一歩」を決める

とにかく取り掛かるタスクを細分化して、最初の一歩を決めます。

例えば宿題なら最初のステップは「机に座る」だったり「図書館やカフェに行くために勉強道具をカバンに入れる」だったりします。

運動なら「ジムに行く準備をする」「運動着に着替える」だったりします。

それでもなかなか取りかかれないようであれば私が先程例を出した散歩や家事を取り入れることをおすすめします。プレ作業興奮です。

もしお持ちの人がいればステッパー何かを踏むと良いと思います。乗るだけで始められるし、天気にも左右されないので。痩せるのが目的ではないので5分くらいステッパー踏めばOKです。

私は雨の日は散歩をステッパーに置き換えています。

ステップ2:行動をゲーム化して「やる気」を加速させる

分解したタスクの第一歩に取りかかれたら、少しずつ作業興奮を高めていきます。

宿題で例えるなら、「机の前に座る」→「テキストを開く」→「課題の範囲を確認する」→「1番雑魚そうな課題に取り掛かる」→「気の向いた課題からやっつける」

運動で例えるなら、「ジムに持っていくドリンクを作る」→「運動用のウェアに着替える」→「ジムに行く」→「気の向いた運動から始める」

のように少しず、やる気を加速させて行きます。

ステップ3:モチベーションを維持するタスクマネジメント術

ある程度、作業興奮で何かをこなせるようになったら、今度は色々なことをして充実した日を過ごしたいものです。

そんな時はタスク管理が有効です。

まず、作業興奮を効率的に行うため、その日のタスクを書き出しておきます。

そして、タスクの途中でも、やる気が無くなったら別のタスクに切り替える。(慣れがやる気を失わせて疲労を蓄積させるため)もしくは休憩にする。

再開時のハードルを下げるために、中断したタスクは一度チェックを入れて完了として、残ったタスクを別のタスク名に変える(1時間の運動というタスクで40分だけ運動したら、1時間の運動というタスクは終了にして20分の運動というタスクを追加する)

こうすることでタスク未完了ではなくて、タスクの部分完了というふうに脳が解釈してくれます。

タスクの完了は報酬系を刺激して、ドーパミンを分泌、さらなるやる気が生まれます。

ちなみに、休憩もタスクに入れておくか、タイマーを使って管理するのも良いと思います。

作業興奮の習慣化

習慣化のメリット

作業興奮は習慣化してしまうと、応用も効くし、効果も高まります。

更に習慣化のすごいことは、行動に伴う苦痛がほとんど無くなるということです。

私は毎朝コーヒー豆を挽いて、コーヒーを淹れてます。私は毎日のことなので、面倒とも思わないし、むしろやらないほうが苦痛です。

ですが、ほとんどの人は朝にコーヒー豆を挽いてコーヒーいれるとか苦痛ですよね。

筋トレもそうですね、運動習慣がない人からしたら、毎日ジムに行く人って理解不能なはずです。

私の場合

私は作業興奮のために、毎朝散歩をしています。昔はケトルベルっていう鉄の塊を振り回すエクササイズをしてたのですが、軟弱になってしまったものです。

そして、その日にするタスクを手帳に書き出します。

タスク管理はアプリも良いのですが、やっぱり紙の手帳が便利です。

ドーパミン的にもタスク終了後にスマホタップするより、紙にペンでチェックいれる方が出やすい気がします。

システム手帳とか使うとガンガンタスク書いて、ガンガンチェックできてはかどります。

私は、このシステム手帳にダイソーのリフィルを使っているので、紙の値段は気にせず使えています。

システム手帳で小型なら、ダ・ヴィンチのロロマクラシックのポケットサイズを買っておけば後悔はないと思います。

一生物で、質感も強度も問題ないというか値段以上に上質です。ダイソーにもリフィルがあるサイズです。

それからタスクへ取り掛かる順番は運動系→読書系(インプット系)→ブログ執筆にしています。

理由は運動をすると脳の血流が良くなって学習の効率が高まるからです。

そして、インプットで脳が疲れると創造性が高まるので、ブログ記事のネタも思いつきやすくなるからです。

デメリットは、最後に行くほどタスクが未完了になりやすいので、そこは改善が必要かなって気がしています。

それと、緊急時の作業興奮が私にはあります。ソファーから起き上がれなくなったときのタスク「とにかく水を飲む」です。これで強制的にソファーから脱出できます。

まとめ:やる気は「行動のあと」についてくる

まとめると、作業興奮はとにかく何でも良いから行動をし、目標を細分化したら雑魚から片付け、やる気を高めたらやる気を管理していくと、充実した生活に近づけるよということです。

やる気はすでに皆さんの中にあるんです。今回紹介した方法は行動することでそのやる気を出すテクニックです。読者さんがこの記事でやる気スイッチのテクニシャンになってくれたら幸いです。

この記事の内容を気にいいってくれたら、とりあえず散歩から始めてみてください。それでは。

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この記事を書いた人

はじめまして、ザッキと申します。
ASDをメインとした発達障害と双極症の診断を受けました。
今は発達障害の特性を活かして、ブログなんぞを書いています。
趣味は運動、読書、映画・音楽鑑賞、料理、観葉植物の育成、ガジェットとサプリメントを試すことです。
発達障害特化型の雑記ブログです。どうぞ、よしなに。

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